動画マーケティングのメリットと今後の展望に注目!

近年の通信環境の向上にともない、インターネット上での動画視聴が増えています。ウォールストリートジャーナルによれば、YouTubeの一日あたりの動画視聴時間は2016年末に合計10億時間を超え、2012年と比較して10倍となりました。これはYouTubeに限った数字ですが、Facebookやインスタグラムの動画トラフィックも含めると、動画の視聴がかなりの勢いで増加していることがわかります。
しかし、動画を利用したマーケティングは少しずつ増えていますが、まだまだ少ないのが現状。そこで、新しい時代のマーケティングとして、今後増えることが予想される動画マーケティングに注目し、メリットや今後の展望をご紹介します。

動画マーケティングとは

動画マーケティングとは、文字通り動画をコンテンツとして使ったマーケティングですが、テレビコマーシャル(TVCM)のように製品やサービスを宣伝するだけが目的ではありません。

動画マーケティングは、大きく3つに分けられます。

  1. 見込み顧客の目を引いて集める集客目的のもの
  2. 見込み顧客から見積もり依頼や資料請求を引き出して注文につなげコンバージョンアップのためのもの
  3. 信頼関係を築くために製品やサービスの背景となる会社を説明するためのもの

 

1の集客目的のものにはハウツー動画が多い

2のコンバージョンアップのためのものにはプロモーション動画などが含まれる

3は企業の人材採用手法の1つとして、求職者に社風や理念などを紹介する動画に該当する

近年では専門の制作会社に依頼するだけでなく、自分で制作した動画を利用する中小企業や個人事業主も増えています。たとえ視覚的にインパクトがあっても、時間が長いものは最後まで見てもらえないことが多いため、動画は最長でも3分以内におさめることが有効といわれています。

テレビコマーシャルなどの媒体であればターゲットに向けて回数も一方的に供給できますが、動画の場合は「顧客が好きなときに好きなだけ再生できる」という点も、これまでの媒体と違っています。

動画マーケティングのメリット

動画マーケティングのメリットをまとめると、以下のようになります。

  • 静止画より印象に残りやすく理解しやすい。
  • シェア・拡散が容易。
  • 観たいものだけを繰り返し視聴できる
  • 0円からでも始められるため低コストで、中小企業や個人事業主でも活用できる。
  • システムを利用して効果測定・改善ができる。
  • 操作が簡単な動画制作ツールが進化しており、一般的なパソコンやスマホで制作できる。
  • 特定のターゲットを対象にできるため、費用対効果が高い。
  • SEO対策に強く、YouTubeを使うとGoogleの検索結果表示の上位に出やすくなる。

動画マーケティングの展望

米シスコ社は、2020年までに世界のスマホにおけるモバイルデータトラフィックは全体の5分の4を超え、そのうち4分の3が動画によるトラフィックになると予測しています。また、総務省の報告書では、日本でも2020年時点でインターネットトラフィックの約7割、2030年には約7.5割が動画のトラフィックになると予想されています。トラフィックは、低めに見積もった下位シナリオでも2015年比約90倍、上位シナリオでは370倍にもなる見込みです。

また、ソニー生命保険が発表した「中高生が思い描く将来についての意識調査2017」によると、動画コンテンツを配信するYouTuberなどの「動画投稿者」が男子中学生のなりたい職業の第3位に挙がっています。ソーシャルメディアの進化とともに動画マーケティング市場も拡大を続けており、SNS利用率の高い子供たちにとって、動画は非常に身近な存在のようです。

テレビの視聴は今後減っていくことが予想され、マーケティングの主体は今後動画となることは必然と思われます。しかし、動画マーケティングのコンテンツや手法においては、現状はまだ手探りの発展途上といえます。進化と拡大を続ける動画マーケティング市場において、新たな技術やツール、トレンドを追い続けることが重要です。

動画は低コストで高い効果を生むツール

若い世代だけではなく高齢世代でも、パソコンやスマホでの動画視聴は今やごく普通に行われており、増え続けることが予想されています。それに対して、ここまで普及した動画をマーケティングに利用する企業はまだ多くはありません。動画マーケティング市場はいまだ発展途上です。制作や配信コストが低く、効果検証・改善が容易な動画マーケティングに今から取り組むことにより、中小企業でも大手に負けない高い認知度を得ることが可能となることでしょう。

 

 

参考:

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